プロフィール A Bit About Me
私にとって絵を描くことは、
美の記憶-色彩、音、香り、感触・・・
一つ一つをひろいあげ、画面に封印していくことです。
それは、神様と美の記憶を辿ることで、私にとっては礼拝そものもです。
テンペラ画と、祈りから生み出される作品をどうぞお楽しみください。
日本美術家連盟会員
Next Art College テンペラ画講座講師
ゴールドは天の色彩
聖書の中に聖なるものや空間を作る際に、純金を使うようにと神様が直接指示されている様子が
出エジプト記に書かれています。
また黙示録の中にも、”都や大通りが純金で作られている”という表現があります。
このようなことから、純金=天の色彩で神様に属する色と認識し、金箔を多用した作品を描かせて頂きたい思いを持つようになりました。
2020年の春頃から金箔の扱いについて研究し、ルネッサンス期のキリスト教絵画に見られる表現、日本画の技法等を組み合わせ独自の表現方法により天の御国の空間を絵画の中に表現しています。
【制作が礼拝へと】
ある時、自然の中を一人で散歩していました。
その頃は心がすっかり疲れていて。。。
一つの痛みをともなう出来事があり、それをきっかけに、過去の薄暗い記憶の数々が思い出され出口のない中を、ぐるぐると回っているようでした。
鳥の声や、緑の香り、そよそよ吹く風が
痛みを和らげてくれるように感じ、黙々と歩いていく。。。
目に映るものを、追いながら足を進めるうちに、何か気になってそちらを見ると
虫に食われたボロボロの葉。
それも、周りの葉は生き生きとしているのに、
なぜかその葉だけが穴だらけに。。。
たまたま虫に見つけられやすい場所に生えていたのでしょうか。
目の前の葉と心が重なりました。
ボロボロで、みじめで、醜く、痛々しいと
その頃は、いつも感じていましたので。
しばらく、その葉をながめていると、
新しい思いが浮かんできました。
少し前に観た映画:「パッション」のキリストの姿、
そして葉のイメージが重なり、一つの言葉が響きました。
”まことに、彼は私たちの病を負い、私たちの痛みをになった。だが、私たち
は思った。彼は罰せられ、神に打たれ、苦しめられたのだと。しかし、彼は、私
たちのそむきの罪のために刺し通され、私たちの咎のために砕かれた。彼への懲
らしめが私たちに平安をもたらし、彼の打ち傷によって、私たちはいやされた”
(旧約聖書:イザヤ書53章5節)
何度も読み、よく知っている箇所でしたが
私への語りかけとして、初めて受け取ることができました。
ボロボロになった、穴だらけの心を
キリストが代わりに引き受けてくださったのです。
そのことを、ハッキリと知ったとき
生まれて初めて 自由な場所に心が移され
そこに住むようになりました。
心の闇と痛みが、光によって消し去られて。。。
虫食いの葉は病や痛みの象徴ではなく、
光をたくさん通す、美しいレースにかわり
気持ちよさそうに、風にゆれて踊っているようでした。
画歴
北海道函館市に生まれる
女子美術大学芸術学部洋画専攻卒業
2002~2014
朱葉展に出展 (2004年マツダ賞、2011年船岡賞)
2006
バイブル&アート展に出展、以降毎年出展。
2007
銀座教会ギャラリーにて個展。
2003
イタリア(シエナ、トーディー)に滞在。
様々な美術館にてテンペラで制作された絵画にふれ、刺激を受ける。
2008~2010
埼玉会館にて個展。
ギャラリーd.j「心に残るもの」「クリスマス展」出展
2015 / 2016 / 2018
画廊宮坂にて個展開催
2008~2013
川口起美雄師に師事しテンペラと油彩の混合技法を学ぶ。
2015~2019
二紀展に出展
2018.06
日本美術家連盟奨励展に出展
2020
画廊宮坂 3号250人の世界展出展
2021
Galleryカノン 猫展出展
Christmas Christian Creator Quartet~4つの表現展~開催
オンライン上の美術の学校『Next Art College』にてテンペラ画講座を開催
2022
Kunie Hattori Exhibition 2022開催
Galleryカノン 猫展出展
Next Art College主催アートフェアに出展